働くシニアをサポートする埼玉の実態に迫る

現在、日本では少子高齢化が進み、高齢者の方がどんどん増えています。高齢者が増えているだけでなく、健康寿命も伸びており、まだまだ働き続けたいという元気なシニアの方がたくさんいます。

そんな中で、定年退職で現役を引退した後も、これまでに培った経験・知識を活かせる場所があれば良いと考える人は多くいます。そんな元気なシニアの方のために、埼玉県は「働くシニア応援プロジェクト」という活動を打ち出しました。

具体的には、定年の延長を企業に働きかけ、シニアの働く場所を増やすことに尽力し、70歳まで働ける環境を作ることを目指しています。また、県内8か所に設置されたセカンドキャリアセンターで就職支援セミナーや就職相談、職業訓練も行っています。加えて、起業される方への支援も実地もしているので、定年退職後に起業を考えている方もサポートしてもらえます。

それ以外の仕事探しのツールには、「シルバー人材センター」という機関があります。60歳以上の会員の方に働く場所を提供しており、事務系の仕事や人手不足分野の仕事の開拓など、様々な場所が用意されています。

このように埼玉県では、地域全体で元気なシニアの方の就業を応援しています。シニアの皆さんが仕事をするということは、本人の生きがいや健康作りにもつながります。さらに、少子化が進んで人材不足が懸念される現場も多いため、今後はさらにシニアの力は求められていくでしょう。